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クロトリマゾールジェルの効能・効果時間
クロトリマゾールジェルはイミダゾール系に分類されている抗真菌薬で、カンジダ症や水虫・いんきんたむしなどの治療に効果のある、クリーム状の外用薬です。
感染症の治療薬として用いられ、水虫の原因として考えられている真菌(カビ)の一種である白癬菌や、女性の膣に炎症を起こして体内に常在している真菌の一種であるカンジタ菌が原因となって起こる膣カンジタ症などにも用いられることが多く、原因となっている真菌を殺菌することで症状を平癒させることが可能なお薬です。
クロトリマゾールジェルは経口薬と異なり、患部に直接塗り込むジェルなので、お薬の成分を直接患部だけに送り届けることができます。
また疾患部位にのみ作用するため副作用もほとんどなく、他のお薬にくらべて安心して使用していただけます。
特にカンジダ症は、日本人女性の約2割に発症すると言われています。
デリケートゾーンの痒み・ヨーグルトのようなおりもの・膣のヒリヒリ感・排尿する際の痛みがあるようでしたら、カンジダ病の発症の疑いがあります。
放置していると不妊症や子宮外妊娠の原因となりますので、早めの治療をおすすめします。
ただ、女性特有の感染症と思われがちですが、実は男性が感染していることも多く見られます。
感染した男性と性行為をしたことが原因で、相手の女性が感染してしまう場合もあります。
性行為の相手の女性が毎回カンジダ症になるようであれば、男性側の自身もカンジダ症であると疑いましょう。
クロトリマゾールジェルの使用方法・飲み方
クロトリマゾールジェルは、下記の期間を目安として1日2回(朝と夜)に気になる箇所に適量を塗り込んでください。
カンジダ症・・・1~2週間程度
たむし(体部白癬)いんきんたむし(股部白癬)・・・1~2ヶ月程度
水虫(足白癬)・・・4週間まで
ご使用に際しては商品の添付文書等をご参照いただいた上、かならず正しい使用方法を守ってご使用ください。
クロトリマゾールジェルの副作用・注意点
副作用
クロトリマゾールジェルは外用薬のため、副作用は少ないと言われています。
ただ患部がただれている場合や傷がある場合、塗り込んだ際に刺激(ヒリヒリ、沁みる、熱感)を強く感じることがあり痛みを生じさせてしまうことがあります。
まれにかぶれや痒み、赤みなどが出ることもあります。その場合は使用を一旦中止し、医師にご相談ください。
気になる症状が長く続く場合や、効果時間を過ぎてもおさまらない場合はすみやかに医師にご相談ください。
併用禁止薬
クロトリマゾールジェルは特に併用禁止のお薬の報告は受けていません。
ほかにお薬やサプリメントを服用している場合や治療を受けている場合、気になる点がある場合にはかならず事前に医師等の専門家にご相談ください。