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バスピンとは
バスピンは、抗うつ剤(不安緩和剤)のバスパーのジェネリック医薬品で非ベンゾジアゼピン系の抗不安薬です。不安障害、不眠症などの改善に使われている医薬品です。大手製薬会社であるインタスファーマ社が開発した薬で、有効成分に塩酸ブスピロンを含んでいます。抗不安薬として有名なデパス、エチラーム、エチゾラムなどの代わりとして利用されることが多くなっており、世界的に服用者の多い薬で、依存しにくいといわれています。また、デパスなどのように、購入が制限されることもなく使い続けることができるといわれています。
バスピンはこんな方にオススメです!
・今までデパスを服用していた方
・パニック障害や緊張感を感じる方
・うつ病(鬱病)や不安感を感じる方
・不眠症(睡眠障害・入眠障害)の方
バスピンの効能・効果時間
バスピンの効果や効能としてパニック障害や緊張感、うつ病(鬱病)や不安感、不眠症(睡眠障害・入眠障害)などを緩和、改善する効果があるといわれていますので、精神的な部分でこのような症状を感じる方が服用することで、落ち着いた状態にすることができます。また、以前にデパスを服用していた方は、デパスと同様に気分が落ち込んだりしたときに服用するのが効果的です。脳にはセロトニンという脳内物質があり、これが不足することによりストレスを感じやすくなってしまったり、精神的なうつ状態に陥る可能性もでてしまうのですが、バスピンを服用することで、セロトニンの濃度を高めてこれらの症状を改善していく効果が期待できるというものです。バスピンは他の抗うつ剤(不安緩和剤)と比べて副作用が軽いものだとされていますので、気軽に使用することができます。
1回の服用で12時間前後効果が持続します。ですが、効果が出るまで目安として1~2週間ほど時間がかかります。すぐに効果が感じられない場合もありますが、時間をかけて効果を発揮する薬ですので服用を続けることをオススメします。効果が出ないからといって多用したりするのは危険ですので絶対におやめください。
バスピンの使用方法・飲み方
飲み始めは10ミリグラム~15ミリグラムを1日2回から3回、水またはぬるま湯で服用します。それでも効果が薄いと感じる場合は、3日ごとくらいの感覚で5ミリグラムずつ服用量を増やしていきます。ただし、1日の使用量は60ミリグラムですので、越えないように注意が必要です。バスピンは継続して服用することで徐々に効果を感じることができる薬です。バスピンは副作用として強い眠気と立ちくらみがあるといわれているので、就寝前に飲むことを推奨されています。
バスピンの副作用
バスピンのバスピンの副作用として、めまい、立ちくらみ、眠気、頭痛などの報告があります。
比較的副作用が軽いものだとされていますが、心配な方や副作用があらわれた方は病院を受診することをオススメします。
バスピンの注意点
ブスピロンにアレルギー反応がある方、内臓疾患、パーキンソン病、妊婦、高齢者の方は服用を避けてください。また、アレグラなどの抗ヒスタミン薬を服用されている場合や、他の精神治療薬を服用している方もバスピンの服用を控えてください。
抗不安薬を服用したことのある方は比較的安全に服用できると思いますが、安易な気持ちで症状を抑えるために乱用・多用すると危険ですので絶対におやめください。
バスピンの併用禁止薬
バスピンには併用禁止薬があります。モノアミン酸化酵素阻害薬、抗ヒスタミン薬などと併用してしまうと副作用を強く感じてしまったり、体調を悪くする恐れもありますので、十分に注意してください。また、アルコールとの併用も禁止されています。
デパスの代わりに服用できる?
2016年10月より、デパスの個人輸入に規制がかかり、通販で購入することができなくなりました。今までデパスを服用していた方は「次は何を飲めばいいか?」とお困りの方も多いと思います。そこで、デパスの代わり、代替薬をお探しの方にバスピンをオススメします。バスピンはすでに日本国内でも100万人以上の人が服用しているので、知っている方も多いかと思います。デパスはベンゾジアゼピン系で効果が強く、服用後すぐに効果が現れやすいという特徴がある一方で、依存性があるといわれています。バスピンは非ベンゾジアゼピン系で、デパスのような即効性はありませんが、そのぶん副作用が起こりにくく服用をやめた時に症状が悪化する離脱症状(リバウンド症状)も起こりにくくなっているためより安心して服用することができます。
離脱症状(リバウンド症状)って何?
抗不安薬を長期的に服用していると、薬の服用をやめるときに離脱症状が生じることがあります。これは身体依存といって、身体が薬に慣れてしまったために、急に体からなくなるとバランスが崩れてしまうのです。このように、抗不安薬には依存性があります。
依存には3つのポイントがあります。
身体依存:薬がなくなると離脱症状が生じること
精神依存:薬に精神的に頼ってしまうこと
耐性:効果が薄れてしまうこと
これにより、薬の量が増えてしまう、本当はよくなっているのにやめられなくなってしまう、といったことが起きてしまいます。離脱症状を避けるためには、できるだけ少量・服用期間を短期間にする、アルコールと一緒に服用しないということが重要になります。
バスピンにも離脱症状ってあるの?
バスピンは離脱症状が現れづらい、安全性の高い抗不安薬といわれています。もちろん個人差はありますので、薬を減らす、薬を断つという際には注意が必要です。バスピンの離脱症状(リバウンド症状)として、不眠感、不安感、震え、筋肉痛、頭痛、不快感、吐き気、食欲不振などがあげられます。このような離脱症状(リバウンド症状)を出さないためには、薬や自分をしっかりと把握しておくことが重要です。