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効能・効果時間
セロフロ ロタキャップ 50/500mcg 30カプセルは、喘息や気管支喘息の薬としてよく処方されているアドエア、セレタイドのジェネリック・後発薬です。
主に喘息・気管支喘息によって起こる気道の過敏症・過剰炎症(ゼーゼー、ヒューヒューとした喘鳴、胸の詰まり、息苦しさ)を抑えると同時に気管支を拡張させる薬で、一度の使用でおよそ12時間、効果が持続するといわれています。
また、喫煙によって起きる慢性閉塞性肺疾患の息切れにも効果が期待できます。
主成分はサルメテロール キシナホ酸塩(ステロイド)とフルチカゾン プロピオン酸エステルです。
サルメテロール キシナホ酸塩(ステロイド)には、気管支を拡張させる作用があり、フルチカゾン プロピオン酸エステルには、気道の炎症を鎮め、喘息発作を起こりにくくする作用があります。
この2つの成分には相互作用があるため、一度に吸入することで相乗効果が期待できます。
セロフロは、この2つの成分を一度に吸入することができるため、喘息や気管支喘息の程度・頻度の軽減に効果的です。
この薬は、即効性があるものではなく、気道の状態が改善されるまでには3ヶ月~半年の期間が必要といわれています。そのため、起きている発作を止めるのには向きません。発作時には、他の速効性の単剤の吸入薬の使用を推奨します。
セロフロの製造はインド国内の筆頭メーカー、シプラ社!
セロフロ ロタキャップ 50/500mcg 30カプセルはシプラ(Cipla)社というインド・ムンバイに本社がある製薬会社が製造しています。
海外の製薬会社というと何となく不安に感じてしまう方も少なくないでしょう。
実はこの会社、育毛に効果をもたらすといわれているフィンペシアを製造している会社なのです!
インド国内ではジェネリック医薬品の筆頭メーカーであり、3~4番手の大きな製薬会社です。
北米、南米、アジア、ヨーロッパ、中東、アフリカなど世界150カ国に輸出しており、世界保健機関(WHO)や日本の医薬品医療機器総合機構(PMDA)、各国の許認可機関に承認されています。
使用方法
成人では1日1回~2回(吸入回数は1~2回)で小児では1日2回(吸入回数は2回)が目安となっています。
喘息や気管支喘息の発作を予防する為に、毎日1日2回、吸入の間隔は12時間空けてください。
1日あたりの使用上限回数は2回までのため、過敏症・過剰炎症が強く出た場合や使用忘れがあった場合でも2回以上の使用は避ける必要があります。
使用上限回数を超えた吸入は、体内に過剰に成分が行き渡ってしまうことになり、副作用が強く出てしまう場合があります。
副作用・注意点
成分が全身を循環する服用・経口ステロイド薬に比べ、セロフロは薬剤を吸い込むことで直接気管支に届くため、服用・経口ステロイド薬のような全身的な副作用は極めて少ないといわれています。
ですが、稀に頭痛、吐き気、血圧の上昇、指や手の震え等の副作用があることが報告されています。
口の中に薬剤が残っていると、声枯れ・喉の痛みといった副作用が現れることもありますので、吸入後にはしっかりとうがいをする必要があります。
副作用をできるだけ回避するためにも、使用上限回数の厳守と吸入後のうがいを徹底するようにしましょう。
副作用が現れた場合には、ただちに使用を中止して、医師による診察を受けることを推奨します。
また、セロフロ(アドエア・セレタイド)の成分にアレルギーがある方や、深在性真菌症の方や過敏症のある方、結核性疾患の患者は使用を避けてください。