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ゼニカルは中性脂肪を減らせる薬って本当？？
ゼニカルは、脂質の多い食事を食べた時に飲むお薬。
ゼニカルの有効成分であるオルリスタットは、食べ物に含まれる脂肪分を体内で分解したり吸収する作用のある酵素「リパーゼ」の働きを阻害する作用があります。なので、ゼニカルを飲むと、食べたものに含まれている脂質が体内に吸収されることなく、便と一緒に排泄される
ようになります。
もちろん、脂質は健康な体を維持するための大切な栄養素ですから、すべてが排泄されるというわけではなく、食べた脂質のうち、25～30％ほどが排泄されると言われています。
なので、
・健康診断の中性脂肪の数値がヤバい！
・最近太りやすい
・痩せる必要があるけれど脂っこいもの大好きでやめられない
というような人は、このゼニカルを飲むとこれ以上脂肪が体についてしまう、中性脂肪の数値が上がってしまうということを防ぐことができるでしょう。
実際、日本内科学会雑誌第103巻第3号（平成26年3月10日）によると、オルリスタット（ゼニカルの有効成分）を投与したところ12週間で4キロの減量に成功したという研究発表もあります。
中性脂肪が多く肥満になってしまうと「太っている…、格好悪い」というような見た目だけでなく、高血圧や高尿酸血症・痛風、腎臓の病気、冠動脈疾患や脳梗塞などの予後の悪い血管性疾患、内臓に脂肪が蓄積される脂肪肝、女性の場合は月経異常、睡眠時無呼吸症候群や変形性関節症などの病気のリスクが高くなってしまいます。ですから、このような病気になる前に、肥満を食い止めておく必要がありますよね。
ただし、ゼニカルは脂肪の吸収を抑える作用をするお薬なので、既についてしまっている内臓脂肪や皮下脂肪を燃焼させるような作用はありません。
なので、脂肪がたくさんついていて肥満傾向にあるので痩せたいという場合は運動をすることが必要ですし、既に脂肪肝などの病気を発症している場合や血液検査の数値で治療が必要だと言われている場合は、医療機関での治療が必要です。
そもそも身体に付く脂肪とは？
身体の中で増えてしまうと、健康に様々な悪影響をもたらす脂肪。でも、そもそも身体についている脂肪とはどういったものなのでしょうか？
私たちの体に付く脂肪（体脂肪）には、大きく分けると皮下脂肪と内臓脂肪の2種があります。皮下脂肪は、体温を保ったりエネルギーを蓄積する作用がありますが、内臓脂肪は増えてしまうと糖尿病や心臓病、動脈硬化、脂肪肝などの原因に…。
でも、皮下脂肪と内臓脂肪を比較してみると、皮下脂肪は見た目が悪くなるだけで健康を害するようなものではなさそうです。なので、たくさんついていても良いのでは？と思ってしまうかもしれません。確かにある程度はあっても良いものですし、適度についていないといけないものではありますが、皮下脂肪も増えすぎると健康上良くありません。
脂肪が多ければそれだけ内臓や骨にかかる負担が増えますし、冷えや血流の悪化によってコラーゲン繊維と絡まりセルライトになります。セルライトになると皮膚の表面がボコボコになり、美容上問題が出てきますし、セルライトを落としたいと思っても、通常の皮下脂肪よりも落ちにくいので、ダイエットをしても痩せないという状態になってしまいます。このような厄介な脂肪（皮下脂肪・内臓脂肪）の元が中性脂肪です。
中性脂肪がたまるとどうなる？
ハンバーグやステーキ、揚げ物などの脂っこい食べ物、スナック菓子を多く食べていると、それらの食べ物に含まれる脂質がどんどん体内に蓄積されていくということになります。
脂質は、健康を維持するために必要な栄養素の1つではあるのですが、摂りすぎてしまうと、健康維持のために使われなかった脂質が余ってしまいます。すると、血液がドロドロになったり、皮下脂肪として蓄積されたり、内臓脂肪に蓄積されるというようなことになり、血液検査をすると「中性脂肪が高い」という結果になります。
そして、中性脂肪が多いと血液の流れが悪くなるので、血管系の病気を発症しやすくなりますし、代謝が下がり内臓の働きが悪くなることも。さらには、見た目は痩せていても、検査をしてみると身体の中には中性脂肪がたくさん！という場合もあり、自分では気が付かないうちに、脂肪肝になっていたり、血管が詰まりやすくなって、突然脳梗塞などの病気を発症する危険もあります。
そうなってからでは、元の体型に戻ることはなかなか難しく、内臓に付いた脂肪も簡単に減らすこともできませんし、脳梗塞などを発症すれば自分だけでなく家族にも悲しい思いをさせてしまうことになってしまうでしょう。
ですから、食生活を思い返してみて、脂っこいものを多く摂っているという人は自分の体重や健康診断の血液検査結果などを注意してみていく必要がありますし、同時に中性脂肪を減らす努力をしていくことも大切です。
中性脂肪を減らすにはどんな方法がある？
体内に多く溜まっている中性脂肪を減らす方法としては、和食を中心としたバランスの良い食生活をすること、運動による体重減少（脂肪燃焼）を目指すことなどが挙げられます。
しかし…。
中性脂肪が多い人ほど、脂っこい食べ物が好き、ファーストフードが好き、スナック菓子が好き、飲み会や外食が多いのではないでしょうか？運動が必要だと思っていても、毎日疲れ切ってしまって運動をする余力がない、時間もないという人もいると思います。
そんな時、効果的に中性脂肪を減らすことができるのがゼニカル。ゼニカルは、食べた分の脂肪を吸収することなく排泄できるので、最初から食べなかったことにできるのです！
ゼニカルで中性脂肪を減らしたい人が増えています
もし、治療を必要とするほどではないけれど、肥満気味、中性脂肪が高めというのであれば、これ以上体内脂肪が増えてしまうことがないように、ゼニカルを使ってコントロールしていくという方法を試してみてはいかがでしょうか。
実際、ゼニカルを使って脂肪の吸収を抑える、体内の中性脂肪を減らす…という健康法を実践している人も増えているようです。ゼニカルは肥満外来や美容クリニックなどで処方してもらえますし、通販で購入することもできますよ。
でも、ゼニカルに頼りすぎていたのでは根本的な解決にはなりません。
そもそも、今ついている脂肪を燃焼させ落とすということはできないので、できれば運動をすること、バランスの良い食事を摂ること、脂っこいものはなるべく控えるようにすること…など、食生活や生活習慣についての見直しもしたほうがいいでしょう。
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