エゼドック10mg 100錠

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症状

エゼドック10mgは高コレステロール血症もとい、高脂血症や脂質異常症の治療に使用される薬です。コレステロールやトリグリセライドといった中性脂肪の類が、血液中で一定の数値を超えるとこれらの病気として診断され、必要に応じた治療を受けることになります。動脈硬化を進ませることにより、脳卒中や心筋梗塞のリスクをアップさせる恐ろしいこの病気は、生活習慣の乱れを筆頭に、遺伝など様々な要因によって発症します。

有効成分

エゼドック10mgが含有する有効成分はエゼチミブです。エゼチミブは小腸で働く医薬品で、小腸のコレステロールトランスポーターと結合する性質を持ち、コレステロールの吸収を阻害します。アメリカの製薬会社が開発した成分で、日本でも一部薬剤への使用が承認されています。

メカニズム

体に取り入れられた多くのコレステロールは、小腸にて吸収され体の隅々まで運ばれます。血管の壁に許容量を超えたコレステロールが入り込むことで、進んでいくのが硬化や破裂といった血管の劣化です。エゼチミブは小腸のコレステロール吸収の働きを妨害し、血液に多くのコレステロールが流れないようにすることができます。これが成分による、血中コレステロール値低下のメカニズムです。

効果

エゼドック10mgは、コレステロール値を正常化させるために効果的な医薬品となります。エゼドックの使用により血液中にあるコレステロールや中性脂肪の割合は減少し、血管の健康は保たれます。狭心症に心筋梗塞、脳卒中といった病の予防にも、薬剤は効果を発します。

特徴

エゼドックの製造元は、シンガポールの製薬会社ルピンです。エゼドックと同じくエゼチミブを使用した薬に、ゼチーアというものがあり、日本では主にこちらの薬が流通しています。エゼドックを初めとするエゼチミブ配合の薬は、コレステロールを低下させる薬の中では比較的新しいタイプに分類され、従来の薬剤で上手く効果が表れない状況で多く用いられます。

使用法

エゼドックの作用は小腸の中で長時間続くので、1日に1回1錠服用するだけで十分な効果を得ることができます。食後にコップ一杯の水やぬるま湯を使用して、経口摂取の形で服用します。症状の改善のためには、長い期間にわたっての使用が求められます。

副作用

人によっては便秘や下痢、吐き気に腹痛といった胃や腸でのトラブルが発生する場合がありますが、頻度はそう多くなく、重症化することも滅多にはありません。ごく稀な例として、発疹や肝機能の異常が報告されています。肝臓に疾患がある方、高脂血症治療薬を使用している方は、使用のリスクが高くなりますので注意しましょう。