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ヤーズの効能・効果時間
ヤーズ(yaz)は従来の低用量ピルに比べ、副作用を抑える改良がされた超低用量ピルと呼ばれる第4世代のピルです。ヤーズは月経困難症を軽減し、経口避妊薬と同等の避妊効果があります。
ヤーズは女性の理想的なピルとして非常に人気があり、従来の低用量ピルと比較しても卵胞ホルモンの含有量が2分の1となっているため、生理痛の軽減・避妊効果・副作用の低減を実現しているピルとなっています。
ヤーズは他の低用量ピルと異なり、24日間服用し、4日間の休薬期間となっているため、PMS(月経前症候群)の治療や改善にも向いています。エストロゲン含有量が少ないので、頭痛や嘔吐などの副作用が少なく、ニキビ防止にも効果を発揮します。
ヤーズ服用中は、正しく服用できていれば避妊成功率はほぼ100%と言われています。なお、妊娠を希望するときはピルの服用を中止しさえすれば問題ありません。
ヤスミンの使用方法・飲み方
ヤーズを初めて服用する場合は月経初日から、他のピルから切り替えて服用する場合は休薬期間後(29日目)から飲み始めます。
ヤーズは毎日決まった時間に服用し、1番のシートから順番に服用していきます。1~24日間はピンク色の錠剤を飲み続け、25日~28日までは白色の錠剤(偽薬)を飲み続けます。
白色の錠剤(偽薬)を服用中に生理が始まりますが、生理が終わっていてもいなくても28錠目を飲み終わったら翌日から新しいシートの1番目の錠剤を飲み始めてください。
もしヤーズを飲み忘れてしまった場合、ピンク色の錠剤1錠であれば気付いた時点で服用し、当日の錠剤もいつもの服用時間に飲みます。
白色の錠剤は偽薬であるため、飲み忘れた分は飲んだものとみなして問題ありません。
ヤスミンの副作用・注意点
副作用
ヤーズの服用を始めて1、2ヶ月間は頭痛や吐き気、生理とは異なる不正出血が現れる場合があります。
これらの副作用はマイナートラブルと呼ばれ、身体が薬に慣れ始める3か月以内には症状が治まるとされています。ヤーズは毎日服用しなければなりませんが、もし飲み忘れてしまった場合でも、気づいた時点ですぐに服用すれば大きな影響はありません。
ただし、2錠以上飲み忘れてしまった場合はヤーズの効果が得られなくなる可能性があります。また、ピルを服用することで血栓症になりやすいとされていますが、非常に稀であるとの報告もあります。
ただし、喫煙者は非喫煙者と比べると血栓症になりやすいので、ピルを服用したい場合は禁煙が望ましいでしょう。
併用禁止薬
ヤーズと飲み合わせの悪いお薬=併用禁止薬があります。
特に抗生物質や副腎皮質ホルモン剤、結核のお薬を服用中の方は、かならず事前に医師にご相談いただいた上で服用してください。
また妊娠中の方や授乳中の方、1日15本以上喫煙される方は服用をお控えいただくか、医師等の専門家にご相談の上で服用を開始してください。