目次
ゼニカルが効果を発揮し始めるまで
ゼニカルを飲んでみたいけれど、でも下痢になるみたいだし、お尻から脂が出てくるみたいだし、日常生活に支障をきたしそう・・・。なので、飲むタイミングが分からない…という方も多いと思います。
効き目に関しては個人差がありますが、ゼニカルが効果を発揮し始めるまでの概ねの流れをご紹介します。
まず、飲むと24~48時間以内に排便があるという人が多いです。遅い場合でも72時間以内には、食べた分の脂肪が便と一緒に排泄されるでしょう。
知識としては知っていた…という人でも、実際にお尻から脂が出てくるとびっくりしてしまうという人が多く、トイレが汚れてしまうので外出先では特に困ったという事態になる人も多いようです。
なので、
・ゼニカルを飲んでしばらくしたら生理用のナプキンをあてておく
・外出先のトイレでは、まずトイレットペーパーを敷いてから排泄する
・初めて飲む場合はなるべく家で待機する
というようにしたほうがいいかもしれません。
服用から最短2週間で減量効果!
次にダイエット効果が実感できるまでにかかる期間ですが、2週間~3週間くらいで体重に変化があるという人が多いです。しかし、これも個人差があります。もともとの体重や食べる量によってもかなり差が出てくるので、一概に何キロのダイエットができるでしょう…ということはできません。
もし、なるべく早く、体重に変化があるような飲み方をしたいというのであれば、運動を取り入れるようにしたほうが良いですよ。
ゼニカルは食べた分の脂肪を排泄する作用はありますが、筋肉をつけて脂肪燃焼効果を高める代謝アップ作用はありません。ですから、運動もして代謝を高めたほうがより効果的なダイエットができます。
ゼニカルが効果を発揮し始めるまでの流れはこのようになります。
ですが、個人差がありますし、そもそもゼニカルを飲んではいけない人、飲むべきではない人…などがいます。また、ゼニカルはサプリメントではなくダイエット薬ですから、まずは医療機関を受診し、服薬指導を受けたうえで処方してもらったものを飲むようにしてくださいね。
ダイエットで健康を害してしまったのでは元も子もありません。ゼニカルは安全に、そして効果的に使用しましょう。
即効性がほしいけど…
ゼニカルを飲むと、脂肪が排泄されるので効果が目に見えやすく、ダイエットのモチベーションも維持しやすいという人も多くいます。そして、サプリメントではなくお薬である…ということで、より早い即効性を求める人も多いのではないでしょうか。
ですが、脂肪は人間にとって必要不可欠な栄養素でもあります。なので、ゼニカルをたくさん飲んでたくさん排泄すれば良いというものではありません。
健康的にダイエットをするためにも、必ず用法用量、服用回数を守るようにしましょう。服用回数は1日3回までとなっていますが、2時間以上は服用の間隔をあけるようにしてくださいね。
飲まなくなってからもしばらくは(2日~3日間ほど)は、脂肪便が出ます。それと一緒にビタミン類も排泄されてしまうので、ビタミンの補給も行ってください。
ダイエットで重要なのは、ダイエットに成功した後もその体重を維持し、お薬を飲まなくても代謝が良く太りにくく痩せやすい体質を作る事です。
また、ゼニカルには副作用があり、実際問題として脂肪の便が出続けているという状況では日常生活にも支障をきたすという人が多いと思います。ですから、最終的にはゼニカルに頼りすぎないダイエットを目指してみてくださいね。
服用から3週間経つ頃には…
ゼニカルを飲んで3週間ほどで、ほとんどの人に体重の変化が見られます。早い人では2週間ほどで痩せ始めるという人もいるのではないでしょうか。
しかし、ダイエットには停滞期がつきものです。もっと痩せたい!と思うのであれば、ゼニカルの服用回数を増やすのではなく、運動をして代謝を高めていきましょう。
運動をして筋肉をつけることで基礎代謝が上がります。基礎代謝が上がれば、健康そのものにも良い影響がありますよ。
ただし、効き方には個人差があります。あまり焦ってしまうと、気持ち的にも余裕がなくなり精神が不安定になってしまうことも‥‥。
ですから、ゼニカルのダイエットがうまくいくようになるまでは、病院で処方を受け、医師の管理下での服用がオススメです。ゼニカルの処方をしてくれる病院は、ダイエット外来や肥満外来、つまり、ダイエットの専門病院です。
なので、うまく痩せられない、副作用が辛い、停滞期を感じる…といった悩みにも、しっかり応えてくれますし対策法についても一緒に考え、アドバイスをしてくれるはずです。
飲むのをやめたら…
ゼニカルを飲むのをやめても、2~3日(42~72時間ほど)は、脂肪を含んだ便が排泄されます。その後は、排せつされる脂肪の量が徐々に減っていき、元の便に戻っていきます。
そして、有効成分は体内に残ることはないとのこと。その時点で、ゼニカルによるダイエットを止めても良いですし、また太ってきてしまったという時に再開しても良いでしょう。
でも、「太ったらゼニカルを飲めばいいや…。」という考えだと、当然、いつまでもゼニカルに頼るダイエットになってしまいます。
ゼニカルを常に服用していると、女性の場合、必要な栄養素(ビタミン類)も排泄されることにより、生理不順になってしまうという問題点も指摘されているようですし、年齢が上がり高血圧症などの病気を知らずに発症していると、重篤な副作用が起きる危険もあります。
医師の処方の下に、安全に使用していればいいのですが、ゼニカルの効果を期待するがあまり個人輸入で大量に手に入れ、大量に飲んでしまうというような飲み方だと、効果の代償として後に健康への問題が出てくるということもあり得ます。ですから、くれぐれも飲み過ぎない、頼りすぎないということを守ってくださいね。
値段が安くて同じ効果を期待!ゼニカルにもジェネリックがあります!!
ゼニカルにも、ジェネリック医薬品と呼ばれる薬があります。
基本的に主成分である脂肪抑制吸収剤はオーリスタット(オルリスタット)が用いられていて同じ効果が期待できるので、ジェネリックを愛用する人も多いといわれています。ジェネリックの魅力は「値段が安い」こと。ゼニカルのジェネリックのなかには主成分の含有量が調節されているものもあり、ゼニカルでは効きすぎてしまうという場合にはジェネリックを服用して体重を減量するという方法もあります。
また、ジェネリックは先発薬の臨床データや治療実績を活かして開発されているため、安全性や信頼性が高いといえるでしょう。
はじめて服用する場合には、病院を受診することをオススメします。
オルリガル
ゼニカルのジェネリックを購入する方に一番選ばれているのがオルリガルです。
オルリガルはゼニカルよりも価格が安いという点で人気があり、ハブファーマ社が販売しています。
形状は水色のカプセルで、主成分はゼニカルと同じ効果が期待できるオルリスタット。
副作用もゼニカルと同じ下痢・軟便・おなら・便の失禁などが挙げられます。
フォビカル
フォビカルは、サバメディカ社が販売している脂肪阻害剤。
主成分はゼニカルと同じ効果が期待できるオルリスタット。
副作用もゼニカルと同じ下痢・軟便・おなら・便の失禁などが挙げられます。
ビーファット
ビーファットは、インタスファーマ社が販売している脂肪阻害剤。
主成分はゼニカルと同じ効果が期待できるオルリスタット。
副作用もゼニカルと同じ下痢・軟便・おなら・便の失禁などが挙げられます。
オベリット
オベリットは、インタスファーマ社が販売している脂肪阻害剤。
オルリガルやフォビカル、ビーファットはオルリスタット120㎎ですが、このオベリットは60㎎です。
ゼニカルよりも効き目が控えめになるので、ゼニカルや他のゼニカルジェネリックでは辛い…という方に選ばれています。ゼニカルよりも効き目が控えめと言っても、やはり副作用は下痢・軟便・おなら・便の失禁などが挙げられます。